外資系オンラインコーチング

# 7  自分を過小評価していませんか ? ! 自分の可能性を知る旅に出ましょう ( 3 )


こんにちは。e-Rirekisho.com のセルダル・バシャラです。明けましておめでとうございます ! 2006 年は皆さんにとって、健康で愛に溢れる人間関係や、仕事でも楽しいことがいっぱいの素晴らしい一年になりますようにお祈り申し上げます。


私にとって 2005 年の素晴らしいできごとの一つは、Daijob でコラムを書き始めたことです。多くの方と、面識はなくても、ハートで知り合うことができ、同じ目標に向かって走り始めるきっかけとなりました。神様に心より感謝しております。


そう言えば、今日(1 月 10 日)から 4 日間は、トルコや全イスラム世界のいわゆるクルバンバイラム ( 神に最も近づく祭り ) であり、全国が祭日で、一番にぎやかな時期の一つです。なぜか、誰も働かない時期なのに、小泉総理もちょうどこの期間中にトルコを訪問することになっています。働き蜂の日本人はトルコ人の休みまで許さないのでしょうか ? 冗談です。( 笑 ) これをきっかけに、日本とトルコは今よりも仲の良い親友国となりますように。


クルバンバイラムのイベントとしては、お墓参りをしたり、親戚訪問をしたり、家族で遊びに行ったりします。子供は日本のお年玉みたいに親戚や知り合いの人からお小遣いをもらいますので、お小遣いをいくら集められるかを競争したりします。うちの子供 ( 男の子、3 歳 4 ヶ月 ) みたいに日本に住んでいる子達は両方もらえて、とてもラッキーだと思います。( 笑 )


国の紹介になってしまいましたが、皆さんも是非一度トルコに遊びに行って下さいね。


さて、去年始めさせて頂いた「自分の可能性を知る」シリーズの続きをしましょう。前回と前々回のまとめですが、まず、


-貴方は今どのような市場価値を持っていますか?


-貴方の今までの経験はどの分野で活かせますか?


-もし、今の会社が突然なくなってしまったら、どんな仕事ができますか?


の質問に答えて頂いた上で、ご自分の強みや特徴を発見し、そして「どうすれば私も成功できるか」の答えを考えて頂きたいと述べました。


このプロセスをご自分で実施されたとしましょう。では、その後どのような行動をとれば良いのでしょうか ? Daijob や新聞の求人に応募すれば良いのですか ? それとも、会社説明会に行ったり、人材紹介会社に登録したりすれば宜しいでしょうか ?


この段階で e-Rirekisho.com に外資系転職相談やコーチングに来られるクライアント様に一度「ストップ」をかけます。ご自分を、入りたい会社、またはその会社の代わりにスクリーニングをしてくれている人材紹介会社に売り込む前に、一つ大事なチェックが必要です。そのチェックは何かと申し上げますと、日本人によく見られる


「過小評価症」


です。小生の非科学的観察では、9 割以上の人がこの特徴を見せています。誤解を与えたくないですが、日本人を批判しているわけではありません。 「謙遜」 という美徳と 「過小評価」 の境界線が非常にあいまいなのです。


1 月 4 日の日経新聞にゴールドマンサックス会長のポールソン氏のインタビューが載っていました。「日本を信じている」という課題のインタビューです。お読みになった方もいらっしゃると思います。 ポールソン氏が日本人の弱点として 「自分を批判しすぎること」 を指摘されています。もちろんこれは「完璧を求めている」「常に改善に努めている」という立派な国民性からだと思いますが、結局「過小評価」に繋がってしまい、そして、転職活動においてかなりの不利と損害を与えてしまいます。


以前、英文履歴書・カバーレター作成サービスとインタビュー準備コーチングを受けた 40 代の女性のお客様がいます。転職数も多く、自分にはあまり魅力的な転職先はないと思っていましたが、こちらでヒアリングをしたら、ちょうど今の市場に求められる、自分で気づいていない様々な貴重な能力があると分かりました。ヒアリングを受ける前に面接に行っていた日系の会社から 550 万円の仕事の内定をもらっていましたが、ヒアリング後、その持っているスキルが評価される有名な外資系会社に面接に行き、自分を正しく評価することができたので、マネージャーとして 1,000 万円近くの年収で採用されました。皮肉なことに、この方はキャリアカウンセラーの資格も持っていました。


e-Rirekisho.com に外資系転職相談やコーチングに来られるクライアント様によくお話することですが、貴方がまず自分で自分を評価しなかったら、他人の評価も期待しないで下さい。鏡を見ながら自信を持って「わたしはこの仕事ができます」と言えなかったら、転職したい会社や人材紹介会社の方達が納得できるはずもありません。


では、どうすれば、今の評価が過小評価かどうか分かるのでしょうか ? 正直言って、これという基準がないので、とても難しいと思いますが、無理ではありません。まず、世の中を広く知ることが必要です。成功した人たちは、どういうバックグラウンドがあり、何をして成功したか、そして、貴方と同じ背景を持っている人たちは今どのような活躍をしているか。市場はどのような人を求めているか。また、貴方がどんな人で、どのようなことで簡単に成功し、この世にどのような成果を残したいか、すべてを深く分析しましょう。時間はかかりますが、人生全体に与える影響の大きさを考えると、このプロセスはとてもやりがいがあると思います。


過小評価で失うもの、過小評価のままでしてしまう転職のリスクは本当に大きいです。まず、任せてもらいたい、責任のある仕事に就くことができません。自分と同じ能力、もしかしたら自分より低い能力の人の部下になってしまい、プライドではなく、仕事を教えてもらえる面で損します。給料が最優先ではないと思いますが、もらえるはずの高い給料も、もらえず、2~300 万も安い年収になってしまいます。毎年 2~300 万円余分にあれば、海外旅行もできるし、英語や資格クラス、MBA 資金の準備等、いろいろな面で自己啓発に直結する投資もできます。


転職は人生にインパクトを与える、人生の流れを変えるとても大きなチャンスです。このチャンスをベストに活かすために、是非過小評価から脱出し、本当の貴方を発見し、自信を持って転職に取り組みましょう。


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  • セルダル・バシャラ e-Rirekisho.com代表
  • トルコ・イスタンブールのボアジチ大学にてエンジニアリングを専攻し、トルコホンダ工場の立ち上げに携わる。その後、来日し国際大学にて MBA を取得。ゴールドマンサックス、i2 テクノロジーズにてマーケティング・ビジネスプランニングに従事した後、国際開発コンサルティングファームやメーカーにて数々の国際プロジェクトに参加。その後、自らの外資系企業への勤務経験、転職経験と業界知識を元に、外資系転職のコンサルタントとして独立。日本語を流暢に話し、サッカーと合気道が趣味の親日家でもある。


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