こんにちは。セルダル・バシャラです。お元気ですか ?
皆さんには嬉しいことがたくさん起きていますか ? 私にもいつもたくさん嬉しいことが起こりますが、特に先日のバレンタインでは、たくさんの甘いお菓子をいただきました。
トルコでは、「甘いものを食べ、甘い話をしましょう」という表現をよく使います。甘い話は「楽しい話」の意味です。それを口実にして、甘すぎるデザートをついつい食べてしまいます。(笑)
さて、前回自分ブランディングを作っていく上で、常に意識していただきたい 9 つの基本についてお話させていただきました。今回は、高収入外資系転職の際に是非活用していただきたい、自分ブランディングの 3 つの武器についてお話いたします。
その 3 つとは、
(1) ヴァーバルブランディング ( Verbal Branding )
(2) 文書上のブランディング( Written Correspondence )
(3) ビジュアルブランディング( Visual Branding )
です。
それらをご説明する前に、事前準備としていくつかの質問に答えていただきたいと思います。
「今度入りたい会社に自分をどのように評価してもらいたいですか ? 」
「これから一緒に働く新しい仲間にどのように思われたいですか ? 」
「もし可能だとしたら、自分にどのような同僚や会社を引き寄せたいですか ? 」
転職はあなたにとって全く新しいスタートです。せっかくのチャンスですので、最大限の結果が出るようにしていきましょう。
ご存知のように第一印象は一回しか与えられません。もしかしたら、今の会社で本当の自分を十分伝えられなかったかもしれません。優秀なあなたを様々な理由で十分評価してもらえていないかもしれません。
そうであっても、これから転職されるあなたの新天地は、あなたについてまったく偏見を持たず、むしろあなたが来るのを心より楽しみに待っています。
自分ブランディングに慎重に取り組んでいただければ、せっかくの新しい出会いとご縁を一生の幸せに転換できるかもしれません。
これからご説明する 3 つの武器は、あなたの本当の力やポテンシャルを素直に理解してもらうための大切なツールです。では、一つ一つお話していきましょう。
(1) ヴァーバルブランディング ( Verbal Branding )
良い会社に転職することの最も魅力的な要素の一つは、優秀な人たちと一緒に働けることです。彼らに「この人に是非来てほしい」と思ってもらうのが、私たちのブランディング目標の一つです。
そこで、その会社のために必要なあなたを、簡潔で魅力的に伝える準備が必要となります。その手法として、当社でコーチングをお受けになる方々に、自らのマーケティングメッセージを決めていただき、そして、30 秒の自分コマーシャルを作っていただきます。コツさえつかむと簡単にできてしまいますが、それに慣れるまで時間がかかることも事実です。
この 30 秒の自分コマーシャルは、面接の準備をする上でもとても大切です。そのキーメッセージがコアの考え方となり、他の答えにおいても常にそのアイディアを先方に伝えるようにします。そうしているうちに、あなたの魅力が先方に浸透し、「なぜあなたを雇うべきか ? 」「あなたは他の候補者と何が違い、たくさんの候補者の中でなぜあなたを選ぶべきか ? 」という問いに対する答えを自然に見出してもらうことができます。
もちろん、働きたい会社だけではなく、人材紹介会社向け、人脈活用向けもそれぞれ別バージョンのコマーシャルが必要となります。
(2) 文書上のブランディング( Written Correspondence )
文書上のブランディングの最大のツールは言うまでもなく英文履歴書とカバーレターです。外資系転職をご希望の方なら、誰でも英文履歴書やカバーレターの大切さをご存知でしょう。そのため、英文履歴書作成をプロに依頼するという習慣は日本でも徐々に浸透してきました。以前、某新聞社から「英文履歴書作成サービスについて取材をしたいです」という依頼がきたとき、まず次のことを聞かれました。「外資系企業に転職をされる方は英語ができるはずなのに、何でわざわざプロに頼むのですか ? 」。
私の答えは簡単でした。「これは英語のことではなく、自分をベストにアピールできるツールとして、英文履歴書を活用したいからです。企業が広告代理店やプロフェッショナルコミュニケーションカンパニーを活用しているのと同様、個人もプロの英文履歴書ライターに任せます。レジュメ作成はアメリカではすでに大きな業界です。」これを聞いた新聞記者の方はすぐ納得してくれました。(余談ですが、私が Daijob.com でコラムを書いているのを知らずに、Daijob.com と e-Rirekisho に取材を申し込んだそうです。Daijob.com と e-Rirekisho のブランディングがマッチしているということですね。)
以前努めていた某外資系投資銀行は、社外へのプレゼンテーションや資料などでベストなイメージを作り上げるために、外部のコミュニケーション会社を採用していました。世界中の優秀な人が揃っているはずなのに、わざわざ外部に頼んでいたということで、資料上のブランディングがどれほど重要であるか、お分かりになると思います。
文書上のブランディングにおいて、e-Rirekisho.com でコーチングを受けて作成する英文履歴書やカバーレター以外にも、様々な資料を作ってもらうことがあります。自分が他の候補者と本当に違うこと、その会社に入ることを強く望んでいること、しかし、内定をお願いするという立場ではなく、「本当にその会社に貢献したい。それが自分にはできる。その根拠はここにある。」というメッセージを書面上で伝えるための資料です。
資料はヴァーバルブランディングと違い、あなたが会社に面接に行く前に、面接時に、面接から帰った後もあなたを売り込んでくれます。また、面接の際にあなたのことを気に入ってくれた担当者が、更に内部の人たちにあなたを紹介するためのツールでもあります。
更に、あなたが入社してからもあなたのファイルに残ります。それは今後の出世、年収アップ、人事異動、場合によっては海外転勤の決定において、重要な参考資料です。
あなたを紹介してくれる資料を作る上で、これら全てを考慮し、本当のあなたに見合ったブランドを作っていきましょう。
(3) ビジュアルブランディング( Visual Branding )
あなたの転職先への魅力を伝える上で、与えているイメージについても十分考慮していただきたいと思います。ビジュアルイメージには二つの要素があります。それは、あなたの服装とあなたの行動パターンです。当社でコーチングをお受けになるクライアントの皆さんには、これらについてもかなり準備していただいています。
簡単な方程式を申し上げますと、「入りたい企業で働いている人たちのワンランク上」です。なぜなら、面接担当者は日々の業務の一環としてその場にいますので、特別な気持ちや装いでいることはありません。そんな時、あなたがワンランク上のビジュアルイメージを与えることができれば、「この人はうちの会社にぴったり。しかもこのチャンスを大切に思って、よく準備してくれている。」という印象を、無意識の次元で伝えることができます。
同じレベルだと、「良さそうな人だけど、本当に入りたいのならもう少し準備してくるはずだった」という不安要素を与えてしまいます。
また、あなたのレベルがあまりにも上になってしまうと、「こんな人が来ても困る。社内の人たちは皆不満を持つだろう」という心配を与えます。
そうならないために、是非入りたい会社のイメージを研究し、ワンランク上の服装、ヘアスタイル、しぐさを準備しましょう。
研究において、その企業で働いている人たちはどのような服を着ているか、どのようなしぐさを使っているか、どこで遊び、どのような趣味を持っているか、全部調べておきましょう。
e-Rirekisho が入っているビジネスタワーには、外資系投資銀行から IT 企業や広告代理店、ネットポータルまで様々な会社が入っています。エントランスやエレベーターで見かけると、どの人がどこの会社で働いているかだいたい分かります。また、表情を見ると、悩み事や課題もほとんど見えてきます。
私はプロとしてこの仕事をしていますので、意識レベルで分かることが多いのですが、皆さんを採用してくれる会社の人たちも人材のプロのはずですので、同じく意識レベルで分かるかもしれません。しかし、だいたいの人は無意識レベルであなたのイメージが与えるメッセージを感じます。そのメッセージで相手の心をつかむために、最大限の準備をしましょう。
「自分ブランディング」のこれらの 3 つの武器は、三本柱でもあります。つまり、一つが欠けてしまうと、あなたのブランディングが健全に成り立ちません。
「そこまでやらなくても転職できるんじゃないか ? 」とお思いになっているかもしれません。また、「私を仕事の中身で評価してほしい」と思っていらっしゃるかもしれません。
そこで注意していただきたいと思いますが、あなたが意識してもしなくても、すでに何らかのブランドを作っているのです。「朱に交われば赤になる」と言いますが、あなたが今までいた環境、ご家族、学校、会社があなたのブランドを作り上げてきました。そのままで続けていきたいか、それとも今までと違うブランドに発展していきたいかは、あなたが判断することです。
ノウハウを使えば簡単にできますし、また転職だけではなく、人生の様々なシチュエーションにおいて多いに役立ちます。
私がキャリアコーチングの仕事をしている楽しみの一つは、皆さんがどんどん魅力的になっていくのを観察することです。
先日、コーチングに来られたある30代男性のお客様にとても嬉しいことを聞かせていただきました。約 3 年前からコーチングをお受けになっている方です。先ほど説明したブランディングプロセスを欠かさず実行した結果、今では役員が一番信頼するプロフェッショナルに成長することができました。そして、外部からもヘッドハンデティングの話が来ているそうです。
他の 20 代の男性のお客様も「周りの人々に器が大きくなったと言われた」という話をしてくださいました。
他のお客様も同様に、社内の出世や給料交渉、上司と同僚との人間関係向上、社内のミーティングやプレゼンでの説得力向上に役立てられています。また、外部での新しい出会い等、転職だけではなく、人生の多くの部分でたくさんの効果を体験されています。
転職や年収アップのために磨くあなたの新しいブランディングプロセスは、とても楽しい体験になります。また、転職のときだけではなく、一生あなたの大切な財産となることに間違いありません。
そのためにも、自分に合ったブランドを今すぐ研究し、それに辿り着くための努力を今すぐ始めましょう。
ではまた。
セルダル・バシャラ
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