外資系オンラインコーチング

# 38  年間 60 万円も損してしまう、転職者の小さなミステイク


こんにちは。e-Rirekisho.com のセルダル・バシャラです。お元気ですか ? いつも当コラムを読んで頂き、ありがとうございます。


最近日本経済はとても調子がいいですね。日本の開発力、商品力、市場資金力は海外からますます注目を集めています。


先週の前半、トルコから来られた「トルコのユニクロ」のような会社のオーナーさんに同行し、色々な会社と打ち合わせをしたり、東京のデパートを案内したりしました。デパートでは、衣服のフロアはもちろん、他のフロアも興味深くご覧になっていました。


家電のフロアには、私の興味をそそる製品がありました。「内臓脂肪」も計れる体重計です。最近、健康診断でもジムでも、「内臓脂肪が危ない」と言われていた事もあって、一旦トルコの VIP の案内を忘れ、自分のことに集中してしまいました。。。


気に入った体重計がありましたので、早速交渉してみたところ、表示価格より 10% ぐらい安く買うことができました。


「デパートで交渉した」と言うと驚く方が多いですが、どのデパートで買い物する時も一応交渉してみます。どんなことでもそうですが、デパートでの交渉にもノウハウがあるのです。


もちろん、転職のときの給与交渉にもノウハウがあります。「交渉したら、お金ばかり考えていると思われ、良くない印象を与えてしまうのではないか」と心配される方もいらっしゃると思いますが、決してそうではありません。


むしろ、自分の市場価値を把握し、それに見合った報酬を求めることが、特に実績主義の外資系企業では、高く評価され、入る前から「本当のプロフェッショナル」の印象を与えられる事があります。貴方もそう思われたくありませんか ? せっかく入社するなら、アマチュアよりプロフェッショナルに思われた方が良いのでないでしょうか ?


まじめに準備をすれば、誰でも給与交渉を成功させることが出来ます。当社でもそのために特別準備プログラムを設置しているのです。


給与交渉の際によく起きやすいミステイクがあります。それは何かというと、給料交渉のタイミングです。給与交渉はオファーレターをもらった段階から、またはオファーレターをもらう直前から始まると思っていらっしゃる転職者が多くいらっしゃいます。


実は、それは間違いです。


給与交渉は、会社に応募する段階で自動的に始まっているのです。貴方が送る書類、人材紹介会社に与えるイメージ、人事部との最初のインタビュー、全てが貴方の給与交渉のビルディングブロックです。もちろん、そのもっと前に、今度入りたい会社やその置かれている市場及びその給与レベルについて徹底した準備も必要です。


そのため、当社でも給与交渉の準備をほぼレジュメ作成の段階から始めます。幸い、様々な業種のお客様がいらっしゃいますので、どの業種で、またはどの会社でどれぐらいの年収が貰えているのか、大体把握することが出来ます。


一番保守的な日系企業でさえ、絶対的な数字ではなく、職種によって 10 % 以上の変動の幅があります。つまり、年収 600 万円の仕事では、「540 – 660 万円」の幅でオファーされます。事前の準備をしないで応募し、面接に行ってしまったら、660 万円ももらえるのに、600 万円、もしかしすると、540 万円しかもらえないことも珍しくありません。


交渉が面倒な人、必要な準備をしないで転職しようと思っている人は、年間 60 万円、高い年収の場合、何百万円も損してしまうというケースがよくあるのです。特に営業ではなく事務職の方には、入社時にできるだけ高い年収での入社が出来るよう努力することをお勧めします。なぜなら、入社後の昇給は、ほんのわずかに過ぎず、最初の 60 万円の差がますます広がってしまうからです。


「セルダルはまたお金の話ばかりしたね」と思っていらっしゃるかもしれませんが、私には「どうしても皆さんにやり甲斐のある仕事に高い年収で転職してもらいたい」という強い意志、、というより夢がありますので、あらゆる観点でその準備をしてもらいたい気持ちを理解して下さい。


今、転職市場はとてもホットですし、貴方にもたくさんのチャンスがあります。自分はどれぐらいの給料が欲しいのか、それをどこでどうすればもらえるのかを今すぐ調べはじめましょう。


ではまた。


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  • セルダル・バシャラ e-Rirekisho.com代表
  • トルコ・イスタンブールのボアジチ大学にてエンジニアリングを専攻し、トルコホンダ工場の立ち上げに携わる。その後、来日し国際大学にて MBA を取得。ゴールドマンサックス、i2 テクノロジーズにてマーケティング・ビジネスプランニングに従事した後、国際開発コンサルティングファームやメーカーにて数々の国際プロジェクトに参加。その後、自らの外資系企業への勤務経験、転職経験と業界知識を元に、外資系転職のコンサルタントとして独立。日本語を流暢に話し、サッカーと合気道が趣味の親日家でもある。


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