MBA 留学生気まぐれ受講レポ

# 15  ■ Brand: Marketing Final Presentation

【編集部より】

今回は戦略的ブランドマネージメントの Immersion (集中訓練) の模様をレポ。専門スキルのレベルを高める為のかなり実践的な課題をこなし、Yoda さんも大きな手ごたえを感じたようです。

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今学期、僕は Strategic Brand Management Immersion というプログラムを選択した。これは、コーネル大の売りのひとつなのだが、マーケティングに関連した科目がいくつかパッケージされていて、 1 学期をマーケティングのみに費やし、Summer Job の前に専門スキルをあるレベルまで高めてしまおうというプログラム。他にも金融系、起業系、オペレーション戦略系などいくつかの Immersion がある。

このプログラムの目玉は、先日の日記で紹介したブランド・トリップと、リアル企業へのマーケティングプランに対するコンサルティングを行うプロジェクト。1 チームごとに 1 企業、アサインされ、 3 ヶ月にわたり、様々なリサーチ、分析、プランニングを行い、最後にクライアントに対してプレゼンテーションする。

我々のチームのクライアントはボストンの某楽器メーカー。中国で生産したクラリネットなどのスクール・バンド向けの楽器を、競合よりもはるかに低い価格で、Wal-mart、Sam's Club などの量販店で販売している。

我々はスクールバンド楽器の購入者である親、彼らに楽器選びのアドバイスをする Band Director にフォーカスグループインタビューを行い、その結果をもとにオンライン・アンケートを設計し、得られた結果を「マーケティング・リサーチ」のクラスで得た様々な手法・ツールを使って分析した。

そして今日、この長いプロジェクトの締めくくりとして、クライアントにプレゼンテーションを行った。ここ数日は数十ページにもわたるレポートや、プレゼン資料を完成させるためにかなりしんどい日々だったが、クライアントからも上々の評価をもらい、終わりよければ … といった感じ。

このプロジェクトから得られたことを書き出してみる:

1. 分析、提案を念頭に置いたリサーチ・デザイン設計の重要さ。これを欠くと、マーケティング・リサーチは崩壊し、ろくなアウトプットは得られない

2. チームダイナミクス。今回のチームは今までに経験したチームに比べ、かなり厄介だった。クリティカルシンキングに欠け、目の前のディテールに惑わされる、分析せず感覚で答えを出す、などなど。しかし、ファクトベースでの分析をリードすることによって、アウトプットのクオリティに影響を与えることができた。もっとリードすることもできたはずだが、そこまでするモチベーションが沸かなかったのは反省点。

3. タイムマネジメント。長期間にわたるプロジェクトは特にこれが大事だと感じた。進捗管理、遅れた際のカバーリング、早め早めの手を打っていかないと、アウトプットのクオリティを妥協する結果になってしまう。

4. リアルのリサーチ・コンサルティングプロジェクトのノウハウ。与えられた課題を噛み砕き、リサーチデザインを設計し、分析してある程度の答えを出すというプロセスは、他のテーマ・課題にももちろん通用する。これをある程度自分のものにできたことは自信になったし、BRI というリアル企業へのコンサルティングクラブで、更に実践を積みたいと思う。

というわけで、しんどかった Immersion も終わりました。


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YODAProfile
著者:Yoda
現地での「ひげパーティー」にひげを描いて出席。厳しい勉強の日々だからこそ、息抜きが大切 !
プロフィール 29 歳。京都大学文学部フランス文学科卒業後、某通信会社にて 5 年半、新規ビジネス企画・立ち上げ、マーケティング戦略、ブランド戦略などに従事したのち、アメリカ・ニューヨーク州イサカにあるコーネル大学のジョンソン経営大学院 (MBA) に留学中。2006 年 6 月卒業、帰国予定。京都生まれ京都育ちで、いまだに関西弁。
Yoda さんのアメリカでの日常の出来事や友人との交流など留学生活や Yoda さんの“ひととなり”に興味がある方は、現在公開中のブログを訪問してください http://d.hatena.ne.jp/Yoda/