中国関連企業一覧中国関連仕事検索
メンバー登録

メンバー登録は無料です。
Daijob.com サイトも同時にご利用いただけます。
[Daijob.com] メンバー登録

[Daijob.com] メンバー登録について メンバー登録について

スカウトを受ける

匿名履歴書を公開し、転職のチャンスを広げよう!
スカウトサービスとは公開されたキャリアに興味を持った企業からアプローチが受けられるサービスです。

[Daijob.com] スカウトについて スカウトについて

その他の転職サービス
外資系転職求人サイト Daijob.com
外資系人材紹介サイト Daijob Consulting
外資系派遣サイト Daijob Haken
外資系・人事コミュニティサイト Daijob HRCLUB
人事プロ

記事一覧

# 13  面接での質問あれこれ ( 2 ) 


前回に引き続き、面接での質問に関する話題です。皆さんが転職・就職を決定する際には仕事の内容はもちろん、給与 ( 年収 ) も大きな要素となると思います。「面接時に給与についてどこまで質問して良いか ? 」については後で私の意見を述べさせていただきますが、まず、一般的な給与決定の仕組みについてご説明したいと思います。


~ 給料や年収はどう決まるか ? ~


新卒採用の場合は、通常、求人案内に給与額が表示されていますが、経験者採用の場合は、一般的には給与 ( または年収 ) にかなりの幅を持たせて募集を行います。日系企業の場合、面接で採用が決定すると、人事部門が学歴・年齢・経験年数等によって具体的な給与額を算出します。


日系大手企業の場合は、社内における職種・年齢・給与のバランスを重視する傾向がありますので、通常は、大学や大学院卒業後の経過年数により給与が決定されると考えてよいでしょう。


例えばあなたが就職を希望する会社の大学新卒 ( 標準年齢 22 歳 ) の初任給が 20 万円、大卒 6 年目 ( 標準年齢 28 歳 ) の平均給与が 23 万円だとします。あなたは中国の大学を 2 年で中退して日本に留学し、日本語学校で 1 年間日本語を学んで大学に入学。 25 歳で大学を卒業してある企業に就職し、 3 年勤務して 28 歳で転職するとします。この場合は、大学卒業後 3 年目の社員の平均給与額を参考にあなたの給与が決まるのが一般的だと思います。


最近の日本の大手企業における毎年の昇給金額は非常に小さいので、大卒 3 年目の場合の給与は 21 万円前後と考えた方が良いでしょう。意外と少ないというのが皆さんの印象だと思いますが、これが日系大手企業の実態だと考えてください。


私が紹介して日系企業に入社が決まったある中国人留学生のケースをご紹介します。この人は中国の技術系の大学を卒業後に中国企業で SE の仕事を 1 年経験し、その後、大学の講師に転職。数年後に日本に留学して大学の修士課程・博士課程を修了しました。今年の 4 月にソフトウェア開発要員としてある会社に入社しましたが、年齢は 29 歳でした。採用した会社は、この人に即戦力として活躍してもらえると判断したため、中国の大学卒業後の経過年数に基づいて、かなり良い条件で給与を設定してくれました。市場価値の高い人の場合は給与も高めに設定されると考えて下さい。


~ 賞与(ボーナス)の仕組み ~


日系の大手企業の場合は、年間で給与の 4 ~ 5 ヶ月分相当の賞与が支給される場合が多いようです。賞与は通常、 6 月・ 12 月の 2 回支給されますので、 1 回当りは給与の 2 ~2.5 ヶ月が目安となります。最近は、給与と賞与の基本部分(ある基準で社員に一律に支給される部分)の金額を小さくして、賞与の業績相当部分の比率を高めている会社も多いようです。したがって、「待遇」については毎月の給料の金額だけでなく、賞与も含めた年収で判断すべきであると思います。


但し、賞与には「査定期間」がありますので、誤解の無いよう、基本的な仕組みは理解しておいて下さい。日系企業の一般的な賞与の仕組みは次の通りです。


・賞与支給月: 6 月と 12 月
・査定期間: 6 月賞与 → 前年の 10 月から 3 月の 6 ヶ月、 12 月賞与 → 4 月から 9 月の6ヶ月


具体的な例でご説明しましょう。例えばあなたが今年の 8 月にある会社に入社した場合、 12 月賞与の支給対象にはなりますが、査定期間中の勤務期間は 2 ヶ月しかないため、業績相当部分を除く賞与の支給額は多くても標準的な金額の 3 分の 1 になります。 2 ヶ月ではまだそう大きな実績が上げられないことを考慮すると 3 分の 1 以下となることもあります。


従って、給与の差がそう大きくない場合、転職によって賞与相当分が少なくなり、結果として年収が減ってしまう場合もあるのです。


~ 面接時の給与等に関する質問について ~


さて、給与の決め方や賞与の仕組みについてはある程度理解していただけたと思います。それでは、面接時にどこまで詳細に質問して良いのでしょうか ? 中国人の皆さんの場合は少し気をつけた方がよいと思います。過去のコラムにも何度か書きましたが、日系企業には、中国人社員は少しでも給与の高い会社があると直ぐに転職してしまうというイメージを持っている人も依然としているからです。私がこれまでに会った就職希望の中国人の中には、少しでも高い給与を求めて転職を繰り返そうと考えている人は殆ど居ないと思いますが、残念ながら過去にこのような転職を繰り返すごく一部の中国人が居て、それが中国人全体の印象になってしまっているのが現実であると思います。


結論としては、給与や賞与についてはあまりしつこく質問せずに、おおよその年収がわかる程度にサラッと質問する程度としておいた方が無難でしょう。また、人材紹介会社の担当者を通じて確認してもらうのも一つの方法です。


~ 本コラムへのご意見等について ~


先日、Daijob の担当者にお願いして、このコラムに関するご意見・質問・転職体験談等をご連絡いただくメールアドレスを設定していただきました。これまで、人事担当者としての経験や、中国人材の企業への紹介実績に基づく情報をご紹介してきましたが、読者の皆さんの具体的なご意見や知りたい情報、また転職体験等に基づいてコラムを継続して行きたいと考えております。皆さんからのご連絡をお待ちしております。

執筆者 天田 恭司  Profile

1980年 一橋大学社会学部卒業、日本電気株式会社(NEC)入社。人事第二部海外人事課などを経て、1988年 初代の北京人事総務駐在として北京駐在員事務所に赴任。1994年に帰国、人材開発部国際人事部人事課長、NECラーニング株式会社の経営研修本部グループマネージャーなどを歴任。

中国勤務経験を活かすべく、2006年に株式会社国際交流センターに転職。営業推進部長として既存事業の新規顧客開拓を行う営業全体を統括する傍ら、中国人材活用ビジネスの立ち上げも受け持つ。本コラムでは、日本企業に直接ヒアリングを行える立場から、企業のリアルな本音やニーズを紹介していく予定。

■ コラムに関するご意見・質問・転職体験談はこちらへお送り下さい ! Mail to: marketing@daijob.com

| トップページへ戻る |

人事プロから 日本企業のニーズ、ここにあり | 記事一覧