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上海サバイバル通信

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# 15  灼熱の上海、( 驚きの ) 夏の正しい過ごし方


冬はマイナス 10 度になる日もあるかと思えば、夏は 40 度を記録する日もある上海。
夏、朝から照り付ける太陽は、「暑い」というより「痛い」。


しかし、中国のニュースでは「今日は最高温度 40 度 ! 」などとは言わないらしい。


その昔、アイスクリーム休暇 ( 確かこんな名前だった ) といって、夏 36 度以上を記録した日 ( または、予想される日 ) は、会社を休んでいい、もしくは会社から全社員にアイスクリームを支給し、みんなを労う風習があったそうです。つまり、今も新聞やニュースでうかつに「本日は 40 度 ! 」と発表すると、会社を休んだり、わけもなく働く気を失ったりする社員がいるので、「最高でも 36 度というんだ。」と上海人のボスが得意気に話してくれました。( それは本当なのか ?! そんなことでいいのか ?! と私が思ったことはさておき )、そんな素敵な風習を無くしたのは一体誰なんだ~ ! と呪いたくなるほど、厳しい暑さが続いています。


ということで、今回は「上海の夏の正しい過ごし方」をご紹介致します。


日本の夏、といえば、カキ氷、海水浴、スイカ、などいろいろ連想されますが、私が上海の夏で連想するのは「夕涼み」「超ちび T 」「 15 度のバス」などでしょうか …。


まず…風流な感のある「夕涼み」。これは主に中高年から老人が、夕方から徐々に、家の前の歩道にパジャマ姿や下着姿で、椅子を持参、自分の場所を陣取り、近所の人とマージャンをしたり、トランプをしたり、二胡と共に歌ったりする現象で、人だかりで歩けない歩道が続出。夏の夜かなり遅い時間まで毎晩続きます。エアコンをつけて部屋にいるのは、寂しいし、電気代もかかるし、健康にも良くないし … といったことが理由付けのようです。


次に「超ちび T 」これは中国の夏を体験した方は必ず目にされるでしょう。主に中高年の男性、地元のおじさんや、田舎から出稼ぎに来た男性全般に見られる現象で、通常の T シャツをお腹の上 ( 胸のした辺り ) まで、捲り上げて歩く現象です。 20 代前後の若者の場合は、苦し紛れにでも、目の保養になると言ってみてもいいかもしれませんが、おじさんにはコメントが出来ないのが現状です。また大胆な方になると、上半身裸でバスに乗り込んで来たりします。T シャツとあわせて穿いているものはトランクスなのか、半ズボンなのか、判断が困難なもの。ですが、「暑いから仕方ないじゃない ?! 」といった感じで、本人に悪気はまるでありませんので、心配御無用です。


最後に「 15 度のバス」どうして 15 度まで冷やすのか ? と聞きたいでしょうが、残念ながら私もはっきりとした理由は未確認です。是非、実体験して皆さんなりの答えを出してもらいたいのですが、とにかく寒い。誰もエアコンの吹き出し口を自分に向けるような無謀なことはしません。バスから降りた後は、地獄に続く地獄で、外との温度差たるや ! ひ弱な日本人は必ずといっていいほど「クーラー病」に ( これはタクシーも同じ )。


中国では日本の夏の風物詩「すいか」も年中あり、かつ最もポピュラーな果物。… ということで、「上海の正しい夏の過ごし方」は、自分のうち以外のエアコンは最低温度の最強風を保ち、うちに帰れば夕涼み、移動中は“少しでも涼しく”をモットーに露出しよう。これであなたも上海っ子 !


前にも紹介しましたが、上海の女の子の夏の露出度はすごい。社内で 6 月に席替えをしたのですが、私の席の前の彼女も、毎日スリップドレスのような服でご出勤です。これはまだ事務所だからであって、街には下着のような出で立ちの子も。だって暑いから !
でも、それは正しい ! こんなに暑いのにスーツを着ているのは、本当につらいよ、日本人。


最後に夏といえば、海 !
海のなかった上海に、最近、人工の海水浴場 ( 大規模な屋外施設なのですが、中国のハワイといわれる海南島から真っ白な砂を取り寄せ、大型濾過装置で海水を浄水。エメラルドグリーンの海を実現 !! さすが上海はお金持ち !! ) が出来、芋の子を洗うようにヴァカンスを楽しむ上海っ子がいるとのこと、早速私も来週あたり洗われに行ってみようと思います。新しい夏の過ごし方を探索してきます。

執筆者 神田あさか

福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中

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