
先日新年度から就任した新しい取締役が上海に来ました。
初めての中国大陸上陸に彼はとても困惑し疲れ切っていた。
大陸の、おおらかさという名のおおざっぱさを消化できず、夜にはヘトヘト。 極めつけは、うちのスタッフからの歓迎の 「白酒乾杯 x スタッフの人数」 にノックアウト状態。
翌朝彼が私にこぼしていたことは、空港からのタクシー、コンビニでの買い物、道を歩くこと、何から何まで日本のように行かず、 「これが上海のマナーなのか? 」 と。
たとえば、タクシーの運転手の態度。
「○○へ行ってください。 」 と言ってもそれに対する返事もない。ちゃんと聞こえているのか不安をよそに到着。 「 着きました。 」 と言うと急ブレーキ ! 車を降りてドアを閉めるなり急発車。
コンビニでジュースを買えばお釣りを投げ返され、買ったものはビニールにポンポン。ビニールの中で買ったものがぐっちゃぐちゃ・・・。
道を歩けば何処までも突進してくる対向者、ちょっと避け合って通ればより歩きやすいのに ・・・。
「どうしてこんな風にされるのか ? 私が日本人だから ? ? ? 」
確かに私も上海に上陸してすぐ、そう考えていたことを思い出しました。
しかし最近思うのです。彼らには悪気はありません。 ただこの国では、丁寧さというか、落ち着きというか、そう言ったものが求められてもいないし、実行されてもいないのです。
以前、虫の居所が悪かったこともあり、コンビニで投げ返されたお釣りを投げ返したことがありました。コンビニの店員は私の態度に「 ? ? ? ? 」 ・・・。
再び私に ( 恐る恐る ) 手渡しで返したところ、私が快く受け取ったのを見て、 「 ああ、私が投げたからね ? ! 」 と呟いたのでした。
スーパーでも一言 「 きれいに入れてね。 」 と言ったり、堅いものを下に入れるよう言えば、その通りにしてくれます。私もそんなに語学が達者ではないので、通じない時は直に手を出して希望を伝えています。
タクシーでも返事をしない時は 「 聞こえましたか ? 」 と確認します。
言えば当然対応してくれます。そんな習慣や考えがないだけです。
日本のサービスは世界でも一目置かれるものです。それを外国で求めるのはちょっと違うし、中国人はあまり至れり尽くせりサービスされると逆に 「 変だ 」 と感じるようです。
第一サービスと言える程の料金を、私たち自身支払っていないことも事実です。
それでも最近、上海の女の子の間で 「 マナースクール 」 が流行っているそうです。日本で言う 「 嫁入り修行 」 ではなくて、人としての質の向上を目指すのが目的と謳っているところが、さすが大都会 ? !
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる!?」の一心で上海へ。現在上海の日系 IT 企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう !」と上海ドリームを描いている最中 |
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