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上海サバイバル通信

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# 2  先駆け ! ウォーム&クールビズ


———— 上海の仕事服 ? ————
 


“スーツにネクタイ” 日本の会社では当然のこの服装。ここ上海では …


ずっと以前から、当然ウォームビズ、クールビズです ! と言った感じ。それは、カジュアルとは何かが違う、超ウォームビズ&超クールビズ ! 環境のためにではなく、自分自身が ( 暖かければいい ! 涼しければいい! ) ですから、ここ上海で “スーツにネクタイ” はごく少数派です。

そんな上海も冬は、ジャケットを着ている人の数が急増します。
以前、いつもラフな服装をしているスタッフがスーツで ( ネクタイはしてなかったが ) 出勤して来たので「今日は何か特別な日なの~? 」と冷やかし半分に聞いてみたところ、「いいえ、いいえ、寒くなったからですよ。」と彼は答えた。私は 「? ? ?」 となったものの 「そう …。」 と、その場を立ち去る彼を見送ったのでした。


きっと彼の中では “ジャケットは正装” ではなく、単なる “防寒着” と位置づけられているのだろうと理解しました。さらに、寒さが厳しい日には、室内でもコートやダウンジャケットを着たまま仕事をしている人がたくさん。「仕事しづらそう。」と思うのですが、何食わぬ顔でモコモコと仕事をしています。


———— 上海の気候 ————
 


というのも、上海って意外に乾燥していてとても寒いのです。鹿児島と同じ緯度で南に位置していますが、冬の朝はマイナス 10 度の日も ( 夏は最高 40 度とか)。 それに加え、建物は内装に断熱材、防寒材のようなものが使われておらず、基本的に石造り。また日本で言う床下のようなものがなく、コンクリートの土台に直接石材や板を貼り付けています。


つまり暖房を最大に入れても部屋は中々暖かくならない。これは一般住宅にも言えることで、冬は家の中でも息が白い ! ( 知り合いの上海人家族はダウンジャケットを着たまま夕食を食べていた。) ですが、北の方 ( 大連、北京など ) では、建設物の防寒設備が充実していて、冬も室内は半そででも問題ないほど暖かいとか。以前不思議に思って中国人に質問したところ、これは政府が地図上で南北の区別をつけ、それによって住宅の設備を決めたからと。お国に借りたうちに住んでいますからね。

———— 上海のクールビズ ? ————
 


一方、夏は、「本当にそんな服装で仕事をしているの ? 」と聞きたくなるくらいの軽装。
ジャケットはもちろん、ネクタイもなし。一番驚いたのは “半ズボンスーツ” を着用したおじさん !!大半は男女問わず、はだけたシャツの胸元がチラリチラリ、ノースリーブ、ひらひらワンピース、ミニスカート、素足にサンダル。特におしゃれな上海人は、原色系で目にも鮮やか “夏を満喫!!” と言った感じ。


日本人の目から見ると 「なんと大胆な …。というか、仕事場だよここ。」 と思うような姿。確かに暑い日にネクタイをし、具合悪そうに働くよりは、( 胸元は隠して頂いたとして ) 涼しい格好で快適に仕事をした方が能率は断然いいはず。いや、いいかもしれない。そして彼らはそう認識し、公言して憚らない。

だけど~~~っ !!

ネクタイ着用がいいかどうかは別として、仕事場での服装として、考えられる範囲を超えている。いくら言っても夏の “ネクタイの着用” は、不可能に限りなく近い。 「このくそ暑い日にスーツを着ている !! あいつは日本人だろう ?! 」 と言われている現実。

この現象は、ローカル企業では当然のこと。 
日系企業でも “スーツにネクタイ” は、役員や営業職だけのよう。それ以外の部署では、日本人でさえネクタイをしていない人がたくさん。技術者に至っては、皆無に近い。ほとんどの人が超ラフな格好です。( ジーンズに T シャツとか )

以前、中国大手 IT 企業へ伺った際、廊下ですれ違ったおじさんを 「超ラフだな~この人も。」 なんて思いながら、じろじろ見てしまいました。後で社長室に通されてびっくり ! さっきの “よれたシャツにジーンズ、はだしにサンダル姿” のおじさんが社長~~!!


「先程は、大変失礼致しました」 と謝ったのは言うまでもなく。
役員でも営業でも、お客様と会うときも、ローカル企業ではジャケットは ( あくまで防寒着だから ! ) 着ていることもありますが、ネクタイは皆無です。逆に妙な例では、工事現場で仕事をしている人が、冬にジャケットを着ていたりします。 ( 何度も言いますが、防寒着だから当然?! )


———— 変わりゆく上海 ? ————
 


それでも最近では、性別年齢を問わず “正装と意識された” スーツを着ているサラリーマンやネクタイをしているサラリーマンは、確実に増えてきているようです。外資企業が増えてきた影響でしょう。


( 関係ないですが )2005 年は中国の代表的なお酒、白酒より、ワインの売り上げの方が上回ったことですし。


“何か“ の時には “スーツにネクタイ” となる日も、きっともう、そこまで …。


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執筆者 神田あさか

福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる!?」の一心で上海へ。現在上海の日系 IT 企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう !」と上海ドリームを描いている最中

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