
全世界から注目される 「未開発地」、「手付かず」 の広大な市場、中国。今の世の中、中国の各業界の現状や、求められている人材の概要などは、少しインターネットで調べれば簡単に分かる時代です。私はこのコラムの中で私の感じた中国。私の身近な「本当の話」を皆様にお伝えできれば幸いだと思っています。 「本当の話」 といっても私個人の観念や価値観を通した結果ですので、様々なご異論もあろうかと思いますが、そこは皆様の器量で上手に処理して理解して頂ければ幸いに存じます。
それでは、今回は中国と言えば、最も心配されるのではないかと思われる「治安」について少し。 ご存知の通り、小泉さんのおかげで ( ? ) 日本に対して様々な局面で、沸きに沸いている中国です ! ですが、どんなに沸いてみたところで、今や日本と中国が切っても切れない経済関係にあるのは、誰の目にも明らかです。現在日本人は上海で一番多い外国人で、10 万人居ると言われています。もちろん、それに伴う産業も、恐ろしい勢いで増え続けています。海外の仕事を請け負うことで、大きな成功を収めた中国人もたくさん居ます。町を歩けば日本語の看板が少なからずあります。つまり、実際 「反日」 どころか 「日本さまさま」 とも言えます。
ちょっと話はソレますがこの状況下での大きな問題の一つは、深刻な人材不足です。某大手 IT 企業の人事担当の方は 「もう、ヘッドハンティングどころか、フットハンティングまでされる始末ですよ。」 と嘆いていました。 “できる人” を取り合うばかりではなく “そこそこの人” まで。もっと言えば “ペーペー” まで同業者間で取り合っているのが現状なのです。これには様々な要因がありますが、1 つにはそれほど仕事 ( 受注 ) があるということです。
さてさて「治安」について私は 「中国の治安はよい。」 と言いたいです。中国が生活の基盤になり、日本のニュースをネットで見ている今となっては 「日本より安全なんじゃないの~?」 と思わずにはおれません。夜間の女一人の外出でさえ怖いことも危ないこともありませんから。タクシーのおじさんも親切です。もちろん、これは私自身が危ないとされている所 ( 例えば : デモ行進予定ルートなど ) に近づかないと言うこともあります。日本領事館が 「危ないですよ~。」 と言っている所にわざわざ、やじ馬しにいく理由はありません。そうそう、あの日本のサイトで大きく報道されたデモのニュースには、こちらが驚いたくらいです。あの日私は中国人の学生に囲まれて、デモ行進予定ルート沿いのビルの一室で「日本語」を教えていました。デモ隊が近づくにつれ、その叫び声も教室内に届いてきました … が、これから日系企業に就職し、あわよくば 「日本へ渡り日本円を稼ごう ! 」 と人生の成功を夢見ている学生にとって、それらは風の音に同じ。
「窃盗」などの犯罪は、確かにありますが、人を傷つけてまでの事件は、私の周りでは起きていません。 「泥棒に入られた~。“P” のつく物 ( パソコン、パスポート、プレステ 2 ) 全部とられたよ~。」 と言っていた友人、聞いてみると、窓を開けっ放して寝ていたそうです。 「なら、中国じゃなくてもねぇ」( 心の声 )また日本でよく聞く 「通り魔 ( 人を傷つけることが目的の犯罪 )」 は全然聞いたことがありません。中国では、理由なく人を傷つけるほど、生活も文化も飽和していないのだと思います。それにもしも、何かあったとしても、助けてくれる人はたくさんいます。日本人はもちろん、中国人は意外に、親切で世話好きですから。
私の学生の殆どは日本の漫画を読んで育ち、日本のアイドルを崇拝している子達ばかり … 政治的思想はあくまで政治的思想で、この情報が溢れる現在 ( 若い人たちは特に ) きちんと真実を自分で見極めることを知っています。 中国大陸で花を咲かせるためには、自分の目で真実を知ることも大切だと思うこの頃です。
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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