
2008 年 8 月 8 日は北京オリンピックの開幕日ですが、それだけではなく、この日が生涯においての大切な 1 日である「結婚記念日」となる中国人も数多くいるようです。
日本でも何かの記念日に入籍する人たちが居るように、中国でもオリンピック開幕に合わせて、結婚証明書の申請をする人が殺到しているようです。( 私の事務所にも 1 人、生徒さんにも 1 人、2008 年 8 月 8 日に入籍予定の人が居ます。)
これに伴い中国全土でお嫁入り道具の「家電」が売り上げをぐんぐん伸ばしているそうです。家電と言えば、日本では今でこそカラフルな品揃えですが、少し前までは「白物家電」と呼ばれていたほど白一色でした。しかし、こちら中国で今一番人気の売れ筋家電の色は「赤」、つまり「赤物家電」なのです。
大型スーパーで見かける赤と言うよりはワインレッド ( 紅色「くれないいろ」というとイメージ的にもしっくりくる ) の冷蔵庫、「誰があんな色の冷蔵庫を買うの ??」と思ったのは私が日本人だからなのでしょう。
中国で「赤」は日本同様「寿」の意味があります。また、「愛」「情熱」の意味も持っています。中国でも最近まで「白物家電」が主流だったらしいのですが、あるメーカーが「永遠の愛」を謳い文句に「赤い冷蔵庫」を売り出したところ大ヒットし、各社「赤物家電」に着手したようです。永遠の愛を誓った二人の生活に「愛」を象徴する「赤」を !!! ということで、赤い冷蔵庫、赤い洗濯機、赤い電子レンジなど赤尽くしです。
機会があればぜひ見てもらいたい ! 赤地に金色の蘭の花が咲き乱れ、牡丹の花に鳳凰が舞っている冷蔵庫 …。冷蔵庫に入れたものが全部「愛の力」で温かくなってしまいそうです (笑)。これぞ異文化 !
前回エコバックを紹介した際「環境保護=グリーン」は中国も同じでしたが、「家電」においては違うわけですね。
色彩感覚の違いについては、以前こんなことがありました。何かの注意書きに「黄色を禁止する」というような文句があり、何のことやらわからなかった私は中国人スタッフに尋ねたのですが、何やらモジモジしています。「何なのよ ?!」と不振がる私に、「中国では黄色はいやらしいことを意味します。」と教えてくれました。「ええー ! 全然イメージ違うでしょうー ? それー ?! 」と思わず叫んでしまいました。
そして「日本では何色 ? 」とスタッフに質問された私も、モジモジしながら「ピンク」と答えたのでした (笑)。お互いに腑に落ちない感じで面白かったです。
今後中国人のお宅を訪ねた際に赤い家電を見かけたら、「2008 年にご結婚されたんですか ? 」と聞いてみることにします。話のキッカケが一つ増えて何よりです。(笑)
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる!?」の一心で上海へ。現在上海の日系 IT 企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう !」と上海ドリームを描いている最中 |
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