
6 月 1 日午後、休日なので当面の食材を買う為に近所のスーパーへ行き、レジに並んでいると、何やら前方で騒ぎが起こっていました。
「知らないわよ、いつからよ !? 」と怒鳴っているおばさん、「じゃあ、頂戴 ! ( 怒 )」と言っている女の子、無理やり小さなバッグに食材を詰め込もうとするおじいさん …
「何 ?? 」と思っているうちに私の番になり、レジのおばさんが無表情で「袋要る ? 2 角 ( 約 3円 ) よ。」と言ってきました。あー、そうか …。6 月 1 日からスーパーやコンビニのレジ袋が有料化されたのです。
これまでは中国で買い物をすると、そこがスーパーでも、雑貨屋さんでも、洋服屋さんでも、驚くほど薄い ( 本当に薄~い ! ) ビニール袋に、買った物を投げ込むかのように入れてくれていましたが、それもなくなりました。
日本では過剰包装が問題視されていますが、中国ではデパートで買った贈り物の場合でも、ラッピングはしてもらえません。「包んで下さい」と頼んでみたことはありますが、「出来ません」と断られます。それは、お店がそういうサービスをやっていないというわけではなく、「私はラッピングが出来ません。」という理由だったりするのですが …。
私は何度と無く、デパートの店員さん達( わんさか集まってくる ) が見守る中、コメントし難いデザインの包装紙を使って、ラッピングをして見せたことがあります。
「やー、日本人は器用ね。」
「そんなところ気にしなくてもいいわよ。ちょっと細かすぎるわよ。」
「どうせ破るのに …。」などと言われながら包みます ( 笑 )
さて、レジ袋有料化から 1 週間、私も同僚も買い物袋を持っていくことになかなか慣れず、悔しいのですが ( なぜかこういう時の 2 角は悔しい ! ) 毎回お金を払って袋を ( あの薄い袋を ! ) 買っていました。
しかし、10 日程経った頃スーパーへ行くと、レジに並ぶお客さんの殆どが袋を持参しており、<買い物する時には袋を持っていくこと ! >は見事なまでに定着していました。持参している袋は、適当な紙袋だったり、コンビニのビニール袋だったり、ちょっと大振りのバッグだったりと色々です。
日本人だったら、それなりにきちんとしたバッグ ( 買い物専用のエコバッグ、それをわざわざ買って ) 持ってくるんだろうなー … と思いながら眺めていました。
そして私は、またまた忘れていて、何度も使えるスーパーオリジナルの頑丈なビニール製のバッグを、騙された気分で ( 自分が悪いのですが ) 9 元 ( 約 140 円 ) で買い、それに買った物を投げ込んでもらいました。
しかしながら、今回の中国人の順応性には驚きました。
みんなの「当然。袋ありますから ! はい、入れてくださいな。」と言わんばかりの様子に、まるでヨーロッパで買い物をしているような気分になってしまいました ( 笑 )。
余談ですが、先日四川の被災地の記事で「被災地で、豪華な食事を楽しむ被災者」というような記事を読みました。四川は中国 3 大料理の 1 つ、四川料理発祥の地。ましてや中国人にとって食事の時間とは生活の中でも最も大切な時間。大変なことがあっても、食事の時ぐらい、みんなで楽しくおいしく食べたい ! と思う気持ちが伝わってきました。
どんな局面でも、強く逞しく生きる様子。この逞しさ、少しは私たちも学びたいものです。
最近の日本のニュースに心を痛めながら、強くそう思います …。
1 人民元=約 15.4 円 ( 6/12 9 時半現在 )
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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