
先日の大地震、上海も少し揺れを感じたようです。ちょうど日本へ出張していた私は体感していませんが、「地震のない上海」と言われているこちらの人達は地震に慣れておらず、少しの揺れにもかなり動揺したようです。
以前書いたことがありますが、上海人はよく「上海に地震はありません。この 100 年間ないんですから。」と言うことがあります。しかし、私の友人で、大学時代に地学を学んだ人は「上海にも地震が起こる可能性がある。」と以前から言っていました。地下鉄工事を盛んに行っている上海で今回の規模の地震が起きたとしたら、想像を絶する被害になるかと思われます。
大地震から 1 週間後の同じ時間、中国では一斉に哀悼を送るセレモニーがありました。私の会社でも、地震発生時刻には社員全員が仕事を止め、1 つの会議室に集まって 3 分間黙祷をしました。黙祷に入った瞬間、外からは一斉に車のクラクションが聞こえてきました。その 3 分間、道を走っている車もその場に止まり、クラクションを鳴らし続けていたのです。
また、オリンピック聖火も、地震発生の日から 3 日間は自粛期間を作り、聖火リレーやその他の娯楽、飲酒や派手なパーティや集まりごとを控えました。地震を伝えるニュースは毎日放送され、日に日に被害状況明らかになっていき、それに比例するように国民が一丸となって、何かできることはないかと、街では募金活動が盛んになってきています。
小中学校、高校などの教育機関での募金活動が、半ば強制的な様子で行われているようで、その募金額が子供が出せる額ではなくなっている、と、知り合いのお子さんから聞きました。教師が 1 人 5000 RMB ( 74,450 円 )、高校生だと 1 人 500 RMB ( 7,445 円 ) と言われたというのです。知り合いのお子さんは友達にお金を借りてまで募金をしたと言っていたそうです。これではあまりよろしくないですね。
私の会社でも募金活動に参加するようにと張り紙がしてあり、決まった先に入金したらサインをするようにと書いてありますが、私はある活動を通して、募金をしました。勿論自分の出せる範囲の金額です。
しかし募金活動は拡大していき、テレビのニュースでは高額な募金している国民の姿が放送され、それを促す風潮があるようです。
余震が続いているとのこと、被害もまだまだ拡大する可能性があると言われています。被害に遭われた方のことを思うと、本当に言葉もありません。
しかし、この一丸となる精神が結果的に高額な募金を促すような風潮になってしまっては、元も子もありません。少しでも助けになりたいという気持ちが、被災者の方々に届くよう中国全体が一致団結していってくれればと思います。
1RMB ( 人民元 ) =14.89 円 ( 5/26 16 時現在 )
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる!?」の一心で上海へ。現在上海の日系 IT 企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう !」と上海ドリームを描いている最中 |
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