
上海に渡り早 5 年、いつの間にか日本で働いていた年数を追い越していました。
こちらへ来た当初、色々と驚いていた事も今や何でもない日常となり、新たに日本から来た人が、「中国って ○○○ なんですねー、ビックリしました。」と言うのを聞くたびに、「あー、私もそんな事に驚いていたな …。」と懐かしく思います。
私は、日本企業や日系企業へ就職を希望する人材の育成を生業にしています。ですから、日本語はもちろんのこと、日本人と働く上での礼儀やマナーや常識なども指導していますが、最近は教えながらも「日本のマナーはちょっと過剰だな …」と思うようになってしまいました。
ビジネスメールにしても、「敬語で書かれるとよく分らないのですが …」と中国人のお客様に言われる事もあり、簡単な形式でメールのやりとりをしており、時々日本から届く丁寧な形式のメールに感心する様になってしまいました。これでは、いけない !
5 年前、上海勤務の長い方から頂いたメールがあまりに簡単な形式で、「何 ? この雑なメールは ! これでも社会人なの !? 」と驚いた私はどこへ行ったのでしょうか …。
また、上海で実際に働いていて日本との違いを痛感したのは、中国人のお客様にこう言われたことです。
「私の事を常に“お客様”と意識して付き合っているなんて、そんな寂しいことはないですよね ? 」
日本にいる頃は“お客様はお客様”だと思って付き合っていた私も、上海では全てがそうではないことに気付いたのです。
先日、ある日本人のお客様が「海外では色々な付き合い方があって、日本に居る時と違った距離感で付き合えることもあります。歳の離れた人や、社会的地位が全く違う人、仕事関係で会った人とも友人になれるのです。でも、どんなに馴れ合いの関係になっても、相手を尊重することを決して忘れてはなりません。」と、おっしゃっていました。
この言葉を肝に銘じつつ、自分に与えられた環境の「ありがたさ」や、日本人としての「礼儀やマナー」を忘れずに、今後も上海で頑張っていきたいと思います !
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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