
昨年 12 月 30 日より、上海地下鉄の 1 号線、4 号線、6 号線、8 号線、9 号線において新規及び追加路線が開通しました。今年 2008 年 12 月 29 日には 3 線 2 部が開通し、春節に先駆けて人々の移動が始まったことにより、過去最高の 1 日 321 万人の地下鉄利用者数が記録されました。
一言で「上海市」と言っても、その面積は 6340.5平方 km ( 群馬県 6363.2平方 km とほぼ同じ ) と広く、中心街も郊外も公共交通機関はまだまだ行き届いていないのが現状です。
現在は 2010 年完成予定の 11 号線の他、17 号線までの計画が進んでおり、市内のあちらこちらで工事による交通規制が行われています。
地下鉄があちらこちらに張り巡らされて便利になるのは大変結構ですが、交通規制による交通渋滞→交通渋滞による大気汚染→大気汚染による … と、負のスパイラルが起こり、排気量による車種の限定通行制度 ( 排気量が一定量以上の車種は幹線道路内に入れない ) や、クラクション制度 ( 渋滞のイライラなどによる、意味のない長ーいクラクションを鳴らしたら罰金 ! ) など、上海市の取り組みもいたちごっこで大変そうです。
そして最大の懸念は地盤沈下です。2003 年、地下鉄 4 号線の工事中に大規模な地盤沈下が起こり、完成が遅れた事件がありました。上海はもともと地盤の強いところではない上に、地上には高層ビルが建ち並んでいます。その 2 つが大きな事故原因だとされていて、今後の工事の不安材料になっています。実際 4 号線の事故の際も、地下 60m 以上の地盤を支える柱で補強しながらの工事だったと報道されています。
私の学生が以前、「上海は地震がないので、ビルの基礎工事は簡単なもので大丈夫です。」と強気で言っていた事が脳裏をよぎります。
雨の日には交通機関の混雑が著しく、会社や学校への遅刻者続出の上海。地下鉄が縦横無尽に通り、どこでも 2 元~ 5 元で行けるようになるのは本当に嬉しいことですが、同時に 17 号線までも作って本当に大丈夫~?! と思っている人も少なくないはずです。
多いところだと 1 駅に 3 つの路線が重なるところがあります。何層にも重なるホーム … 想像するとちょっと怖い。引越しの際には地下鉄沿線の郊外を求めてしまいそうです。
まあ、実際は心配いらないです、というより、そう信じたいです。だって、ココ上海は立派な国際都市なのですから !
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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