
地球温暖化が叫ばれて久しいですが、今年の上海は格別暑い。私が上海に上陸した 2003 年も暑かったけど、今年はそれに並ぶ記録を連日はじき出しているのです。
上海の緯度は鹿児島とほぼ同じ、気候も九州とさほど変わりないだろうということが、福岡から出てきた私の支えだったけれど、緯度は同じでも気温は全然違う !! 上海は暑いというより日差しが痛い !
あれから 4 度の夏を過ごし、痛い暑さにも、もう慣れたと思っていました。が、それはただ単に 1 年目の夏よりもその後 3 回の夏が涼しかっただけだったようです。
今年は上海に上陸してから 5 度目の夏を迎えましたが、あまりの暑さに、以前このコラムでもご紹介させて頂いた「アイスクリーム休暇」を会社でついに支給することになりました。
[ 参照: 第 15 回 灼熱の上海、( 驚きの ) 夏の正しい過ごし方 ]
アイスクリーム休暇とは、その昔夏 36 度以上を記録した日(または、予想される日)は、会社を休んでもよい、もしくは会社から全社員にアイスクリームを支給し、みんなを労う風習があったそうです。今でも新聞やニュースでうかつに「本日は 40 度 ! 」と発表すると、会社を休んだり、働く気を失ったりする社員がいるので、「最高でも 36 度」と言うのだと上海人のボスが得意気に話してくれました
これがまた、ひと悶着あったので、今日はそれを紹介させて頂きます。全く小咄のような現実です。
天気予報で「明日から 1 週間、日中は 38 度になる恐れがあります。気を付けて下さい。」と発表された日の朝、出勤すると事務所では、校長が ( なぜか嬉しそうに ) 事務所中のスタッフにそのニュースを報せ回っていました。
スタッフは「38 度」という数字に、涼しい事務所の中にも拘らず、げんなりして聞いていました。それは誰もが「38 度は 38 度にあらず」と言うことを知っているから …。(理由は上記のコラム参照 )
7 月から外回りが増えた私にとって、最も聞きたくなかった「38 度」。
「わざわざ言わなくてもいいのに …( しかも嬉しそうに )」と思った瞬間、「あ、”アイスクリーム休暇”を出さなくちゃいけないんじゃないのかな ?」と考えたのでした。
案の定、数日後スタッフからの希望により「アイスクリーム休暇」を総経理 ( 社長 )に申し立てすることとなりました。
この、スタッフの申し出がまたすごい !
「この馬鹿みたいに暑い中、事務所に出てきてやっているんだ。会社は労いの意を示すべきです。」
!!!!!( 笑 )言葉もでません。
そして、彼らの主張に真剣に対応する事務所 …。習慣とはそういうものでしょうね。
校長と私との話し合いで「では、38 度の日にはアイスクリームを配りましょう。」という事になりました。
ところがスタッフが、「誰がこの暑い中みんなのアイスクリームを買いに行くんですか ? 私は嫌ですよ !」校長と私は、「ごもっとも !」と言うしかありませんでした。
結局今年の「アイスクリーム休暇」は、< 1 人 150 元 >の手当てと相成りました。(2007年8月7日現在 1 元 15.52 円 )
「ほらね、結局欲しかったのはそれでしょ !」などと私が思ったなんてことは、憶測してはいけません !!
少し前までは「36 度」以上の予報を聞くことはないと言われていた上海。なぜ 発表する気温を 2 度上げたかは謎です。
でも、本当は、40 度あるでしょ ?! ココ !!
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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