
先週、日本国内を ( 多分 ) 騒がせ「やっぱり中国って危ない !」などと言われたであろうダンボール肉まん事件 !!中国滞在が短い知り合いのところには、捏造発覚前には、親や友人から「肉まん食べたらダメだよ」という注意の電話までも掛かって来ておりました。しかし、私はそのニュースをネットで読んですぐに「そんなガセネタを、また、どこの誰が好き好んで…」と思ったのでありました。
そう思った私の中の根拠をニュースの記事に沿って、次に揚げてみたいと思います。以下はあくまで私の感想、私の心の声として読んで下さい。
1. 薬品につけてダンボールを肉らしく加工する。
→ その薬品は、果して誰でも簡単に手に入るものなのか ?
肉まん屋を営む人たちは薬品に詳しいような階級の人たちじゃないと思うぞ ?!それに、その価格はダンボールを肉に加工するのに本当に見合う価格なのか ? 見合わなければ絶対やらない。やるはずがない !!
2. 北京の小さなテレビ局の取材。
→ 確か 2005 年のデモの時もそんなことがあったなー。あることないこと…。
あれは政策の一環だったのか、それともスクープ狙いのでっち上げだったのか ? あ、両方か…。
3. 肉まん屋全体の 8 割がダンボールを使っている。
→ 「 8 」って ! 絶対うそだー。単に彼らが好きな数字じゃないの ?
それに上海でも最近北京 5 輪を目前に色々厳しくなっていると言うのに、北京がそんな簡単に 8 割は無理でしょう…。
4. 中国国内の「品質」を問われる問題が、海外に流失 !
→ ない ! あり得ない ! 中国が世界に向けてアピールをする最も大切なこの時期。
全力で品質向上、マナー向上、汚職払拭に力を入れている ( はずだ ) というのに …。
もしも事実なら全力で隠蔽でしょう ( 笑 ) !
例えば、最近聞いたばかりの話。車を運転中にクラクションを長く鳴らすことが 6 月から禁止になったとのこと。短気を起こし、クラクションを長押ししているところを警察に見つかったら、即、罰金200 RMB !! (2007年7月現在 1 元= 15.93 円) 最近静かだもの、路上が。
5. その他
→ 朝一から、校長自らこの話題を私に振ってきた。
つまり、既にネタは上がっているということでしょう ?! その上で日本人の私の意見を聞きたいと。
「その手には乗るか !!」 すかさず私は…、
「そんなことがあるはずがないですよね~。この国際都市を抱える中国で。」(我ながら素晴らしい回答 ! )
力強く頷く校長。
ほらね。
以上のような理由で、私は肉まん事件を話題にもしなかった。確かに歯磨き粉だ、木耳(きくらげ)の農薬だのと、中国の品質の悪さがシリーズ化しただけに、真実味もあったのだろうけれど。上海に住む私としては「歯磨き粉事件、事実だったのかな~ ?!」と疑ってしまう。本当にそんなものが流通するのか ? と。
私のこの考え、中国駐在暦が長い人に言わせると「上海は中国じゃないから !」と言うだろうと思う。上海はその発展が目覚ましく、世界の注目を集めているだけに管理も厳しい。「品質管理」「道徳観」「商売根性」「汚職」などにおいて、上海は他の都市と違って、世界水準に近づいてきているということだと思う。が、しかし、上海以外の都市に住んだことのない私には実感がなく「日本に比べれば十分に中国的だが…」と思う毎日。
地域によって中国的だったり、中国的じゃなかったり…。「ダンボール肉まん」をスクープする前に、もっと深刻な問題は山積みだぞ ! と例の放送局に言いたいが、それをスクープしたところで、それこそ本気で門外不出だろうから、意味ないか ?!
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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