
前回の突然の有給休暇対策として今月の頭に決定したこと。
1 . 有給休暇は 3 日前に申請 (主任以上は 1 週間前)
2 . 部下の有給休暇のため生じた事故は直属の上司にもその責任を課す
3 . 総務部は有給休暇の管理をきちんとする
どれも日本ではしごく当然のことのようにも思えるが、ここ中国ではそうではなく ! きちんと文書化し、社内で全員に発表し、業務規則に補則として盛り込み、各自サインをもらう必要があるのです。
先日、我が社として心待ちにしていた企業との業務提携がめでたく決定しました。
提携先企業を事務所に招き、提携契約書類を何度も確認し、お互いに異議のないことを認め合い、「さて、サイン捺印」となったときに突然… 、
「今日は財務のヤンさんがお休みですから、社印は出せませんよ。」とスタッフの一人が言うではありませんか… !
目が点になる総経理 ( 社長 )、申しわけなさそうな校長、「全く意味がわからない」といった顔の提携先企業の方。
なんでも、彼女は前日急に「家庭の用事」で有給申請を出していた (らしい)。
その申請書は直属の上司である主任の下で止まっていたので、私の手元には届いていないし、当然、校長や総経理には認識されていなかったのです … 。
「わざわざ先方さんに来てもらっているんだ。電話して財務担当を呼べ ! 」と総経理が怒鳴るのはごもっとも。
でも、私にはわかっていた。「今日の捺印は無理だ。」と … 。
なぜなら、まず、休みの日の会社からの電話に出るスタッフはほとんど居ないといってもいい。一応我社でも主任以上は 24 時間、休みの日も電話には出ること ! と業務規則に記載しているが、今までの経験上 “ ベルは鳴るが本人は出ない ” さらに “ その後のコールバックもない ” というのが現状。いつまでたっても定着しない規則。そして本人の言い分はいつも決まって一言、「気が付きませんでした」 … 。
案の定、彼女の電話はパワーオフ。「電源が入っていないため繋がりません」というメッセージが繰り返されるだけ。スタッフは総経理の顔色が変わるのを見て、何度も何度も彼女に電話を掛け続けていました。
以前にコラム[# 10 管理はしっかり ! 日本人が甘いと言われる訳] で紹介した「鍵」のお話。
担当者が居ないと、その人の担当している業務に関しての全てがストップしてしまうのが中国。「鍵」は個々人のものであり、会社の物ではない。なぜかそれが当然と認識されている。未だ不可解。
しかし、今度ばかりは「鍵」の認識に総経理担当者がキレたので、やっと普通に上司が部下の管理する「鍵」の合鍵を持つこととなりました(笑)。
… そうです。お察しのとおり上記の契約、結局その日にはできなくて、せっかく来て頂いた先方さんには帰って頂き、恥をさらしてしまった結果になったのです。
それでも先日、休日中の校長に連絡が付かなかった … 道のりは遠い !
|
執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
| トップページへ戻る |