
3 月 4 日は旧暦 1 月 15 日で中国では元霄 ( 雨冠に肖 ) 節と言って、 2 回目の正月 ( 小正月 ) でした。春節からこの日まで、毎日のように爆竹があちこちで朝夜問わず鳴らされます。
特に上海ではビル群が密集していることや、環境、騒音、火災の恐れ等を考慮し、現在では爆竹の量、鳴らしても良い時間帯、場所などが規制され、マスコミを通して注意を促しています。しかし実際はどこを規制しているのか ? と思うほど、春節からずっと爆竹の音に驚かない日はありませんでした。
この爆竹、日本のそれとは大違いで、1 つが長さ 10 センチ、直径 5 ミリほどの大きさで、これが連続して 2 メーターほど連なった物が 1 束。( 映画などでよく見る機関銃の弾のようにつながっています( 笑 ))。音も勿論、小さい頃に遊んだあんなかわいいものではありません。
コンクリートの建物の間などでやられた日には、心臓が飛び出すほどの爆音が方々に響き渡ります ( 爆竹というより、爆弾 ?! )。爆竹をやってる人達も自分達でやりながら、耳をふさいで飛び散る爆竹に逃げ回っているほど。
今朝も見かけたのですが、そんなにうるさそうにするならば、しなければ … などと思ってしまいがちです。
しかし、中国人にとって、爆竹の音というのは、日本人にとっての和太鼓の音や祭囃子のように、意味もなく興奮し、嬉しくなる音なのだと以前聞いたことがあります。耳をふさいで嫌そうに逃げ回っているように見えるけれど、実はそうではないのでした。
今まで様々な「爆竹現場」を見かけた経験から、爆竹はお祝いの時 ( お正月、結婚式、店舗の新装開店など ) に鳴らす物だと考えていましたが、実はそうとは限らず、他にも 6 や 8 のつく日 ( 中国人が好きな数字 )、引越しの日、全体 ( 大きい ) 会議のある日、お葬式にも ! 鳴らすことがあるそうです。
どうやら爆竹を鳴らすことにはいろいろな意味があるようで。少し前に中国人スタッフに聞いたところ…
私:「爆竹って厄払いのために鳴らすんでしょう ? ( お祝いの時に鳴らすから、そう思って )」
スタッフ:「昔はそうだったかも知れないけれど、今はどうかなぁ ? 」
私:「え ? 違うの ? もしかして、ただの賑やかし ?! 」
スタッフ:「そうとも言えないけど…」
私:「じゃあ何 ? 」
スタッフ:「… 今は … 爆竹をやる人が何のために鳴らすか自分で決めてたら何でもいいんじゃないですか ?! 意味なんてその人が決めたらいいんです。鳴らしたかったら、鳴らす ! 」
と、またまたこれ、大陸的な素敵なお答え !
それで、1 年間爆竹や花火が絶えることがないんだ ! と妙に納得した次第です。
なんと今年は私もミサイルのような打ち上げ型の花火に参加 ! 中国の習慣通りたばこの火で ( ! ) 着火し、2 発、近所迷惑な信じられないほどの大きな音を夜空に打ち上げました !!
1 つは厄払いの意味を込めて。もう 1 つは今年も派手に良い事があるように…と(笑)。
意味は自分で決めるものですから !!
3 年前には、生まれて初めて眼下に広がる花火 ! を見ました ( 私は当時 25 階に住んでいました )。あわせて響き渡る笑い声と、ちょっと遠くから聞こえる悲鳴…階下の人がマンションのベランダから打ち上げ花火をし、爆竹に至っては着火後ベランダから投げていたのです…空中で鳴る爆竹…毎年どこかで爆竹や花火による火災が起こると聞いてはいましたが、実際に自分のマンションの階下でやってる人を見た時は、火災の原因はこれかと妙に納得し、その状況に驚き過ぎて笑ってしまいました。
きっととても楽しいんだろうな~ … と。勿論許される行為ではありませんが …。
最近、このような行為は規制のお陰で随分減ったようです。
花火、爆竹。くれぐれも取り扱いにはご注意。
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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