
中国の今年のお正月は 18 日。どの会社も大体 17 日からお休みに入ります。私の会社は一足早く 15 日からお休みです。今回はお休みが長く 25 日までの 10 日間。
どこもかしこも赤と金の飾り付けに溢れていますし、休み前の社内ではみんな社員が里帰りを目前にどことなく浮き足立っていました ( 笑 )。
国で決められたお正月休みは旧暦 1 日 ( 元旦 ) から 3 日間ですが、国からの指示で 2 週分の公休日 ( 土日 ) を振り替えて、少なくとも 7 日間お休みにしなければなりません。( それなら最初から 7 日間お休みにすればいいのに … と思うのですが。)
私の会社は更に 3 月の 2 週分の公休 ( 土日 ) を振り替えて、10 日間に調整されています。
このように連休を調節する会社は多く、特に外資企業では、社員の一時帰国などに配慮し、大体 1 週間から 10 日間か、それ以上の休みが取れるようにしています。中国の会社もそうです。彼らの里帰りは、私の里帰りよりも距離があったりしますから、少なくとも 1 週間は連休になるように会社は配慮するのです。
暮れが近づくと、中国人スタッフは里帰りのための電車の切符を予約します。これがなかなか困難なようで、都心部から地方に帰る人の多さにチケットが中々取れないらしいのです。それで、私の会社はお休みを少し前倒しにしています。が、それでも今朝 …
「お休みは 15 日からですが 12 日の切符しか取れなかったので、3 月の公休日と振り替えてもいいですか ?」とスタッフが一人やって来ました。
日本だったら…
「チケットが取れないなら、里帰りは諦めてください 。」
と言うのが当然。というか、
「与えられたお休みの範囲内で、自分で上手に里帰りしてくださいよ。」
が常識だと思うのですが、大陸は違います。
私の上司は「それは大変でしたね。いいですよ、振り替えてください。上海から吉林省までは電車でどのくらいですか ?」と…
私は「( えらくやさしいなー。)」と心で毒づきながらも、次の言葉を聞いて納得しました。
「電車で3日間です。」
「3日間 !!」そうですよ、中国は広いんです。
「( それなら休んでもいいのかも知れない…。)」私の鬼の心もそうつぶやきました。
「どうして飛行機で帰らないの ? 」なんて思ってはいけません。飛行機代と電車代は 3 倍近く違います。それに、彼のチケットを見ると・・・寝台車ではない !! つまり座ったまま、3 日間掛けて里帰りするんです。 ( 寝台車は普通の座席の値段の倍くらい。)
座席も取れなかった人はずっと立ったまま帰ることもあるそうで …。中国は広いのにまだまだ交通手段が端々まで整っていません。彼らの里帰りは本当に困難なのです。
それでも、お正月と家族、親族と過ごすために少ないお給料を工面して帰るのです。涙が出る思いですが、彼らは久しぶりの里帰りにそんなことはそんなに気にしてなさそうで、本当にウキウキしています。( 笑 )
さて、お正月と言えば大掃除ですが、中国では旧暦の 12 月 24 日 ( 今年は新暦 2 月 11 日 ) からお正月準備を始めます。この日は、日頃地上で私達を見守ってくれている神様が、 1 年間の報告をするために天上に帰って会議をする日らしく、人間は神様に 1 年間の報告や、懺悔の念を伝えます。
私も今年初めてこの風習に習って手を合わせてみました。
場所は台所 !( 台所に神様が居るそうなのです。)
…… 来年も皆様にとって、私にとって、良い年でありますように !!!
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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