
毎週月曜日、我が社ではマネージャー会議をします。
これは各部署のリーダーが週の業務内容の確認や、気づいた点、問題点などを報告し合い、今後の対策や方針を決めるもので、毎週やっていることだし、ものの 30 分で終ってもよさそうな会議です。しかし、実際は 2 時間 3 時間かかり、毎週私のイライラ度をマックスにする会議だったりします。どうしてこうも意味ないことをダラダラと話し続け、どうしていつも話の主旨がそれ、感情的に無責任な発言を繰り返すのか…と。
日本で 10 年近く働いた経験がある中国人上司は「中国では、大学で管理者の勉強をしたり、管理者の経験をしていない人が管理の仕事をするのは難しいですから。」と言います。つまり物事をまとめ、自分の意見を整理し、報告する勉強をしていないので彼は出来ないと。また同時に「こういうダラダラした会議も大切なのです。」と。
先日の会議でも「決定権を私にください。」と言っているリーダーがその口で同時に「決定した内容に私は責任は持てません。責任は会社にあることにしてください。」などと言う…。もう 40代になろうかという大の男の言うことなのか ?! と耳を疑いました。彼はその後切々と自分の仕事のプレッシャーを訴え、自分の部署が他の部署に比べてどんなに大変かを、1 時間以上掛け、例を挙げて説明していました。
他の部署のリーダーは苦笑いで聞いていましたが、週が変われば、苦笑いしているその人自身が同じようなことを言っていたりもします。誰よりも自分が一生懸命努力していると自分自身で言うことに恥ずかしさを感じてはいないようで…。
「会議は気持ちを発表する場ではなく事実のみを報告する場です。」と何度も指導し、レポートを提出させ報告の練習をしたのも虚しく、先日はついに 3 時間を記録。
私のイライラを察した上司が一言(他のスタッフに分からないように日本語で)「中国ではこのような会議も大切なのです。こうやって話しているうちに大切なことが見えてきて対策が見えるのですから。」と。私にはとうてい理解できないことですが、大陸の感覚なのか、上司はのんびり、ゆっくり、時に相槌を打ったり、反論したり、意見を述べたりしながら彼の話を聞いていました。
その後言い切ったところで落ち着いたのか、気がつけば打開案も出て、一件落着。本人もすっきりした顔で「すみません。」などと言っているところを見ると、やはり無駄と思われるこの時間は無駄ではないのか ? と考えさせられました。その後、私の 5 分間の報告が終わり会議は終了。気持ちよく打開案を出せた彼は満足そうでもありました。
中国に来て“ストレスレス”だという人に何人か会いました。確かに環境やサービス面では日本人の求めるレベルは到底望めなくてストレスだという人は居ますが、少し慣れてくれば「言いたいことが言える」社会で確かに“ストレスレス”なのかも知れない。
社内の人に自分の感情や日頃の思いをぶつけて、すっきりすると同時に、報告、対策、方針を決めていけるこの会議に実は大切な意義があるのかも知れません。
私がそれに納得がいくのはいつでしょう ?? 毎週 3 時間は勘弁して欲しいのですが。
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執筆者 神田あさか
福岡県出身。大学卒業後、バブル経済後の不景気な日本で広告代理店の営業として働いていたが、「あと少し早く生まれていれば!!」と思い余り「バブルを感じてやる?!!」の一心で上海へ。現在上海の日系IT企業にて勤務。日夜、上海の活気ある街や人間に刺激され「私も一旗上げてやろう!」と上海ドリームを描いている最中 |
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